
法律上決められている会社内の組織のことを、会社の機関と呼びます。
株式会社には次のような機関があります。 機関の組み合わせについてはこちら
① 株主総会 (必ず設置)
株式会社の最高の意思決定機関で株主によって構成されます。年一回は必ず開催する必要があります。株主総会の権限は、取締役会の設置の有無により大きく異なります。 詳細はこちら
② 取締役 (必ず設置)
株主から会社の経営を任された者を 『取締役』 と呼びます。
- 取締役を一人だけにすることもできます
- 取締役の中で対外的に会社を代表して業務執行を行う人を代表取締役と呼びます
- 取締役が一人の場合は、その取締役が代表取締役として登記されます
③ 取締役会
取締役3名以上から構成され、会社の業務執行に関する決定をします。
取締役会設置について詳細はこちら
④ 監査役
会社の業務執行や会計が適正に行われているかを監督・検査する機関です。
※一定の条件を満たす会社では、監査の範囲を会計に関するもののみに制限できます。
⑤ その他 上記のほかにも、『会計監査人』 ・ 『会計参与』 などがあります。

Q 会社に出資しないと取締役になれないの?
A 答えは、ノーです。
中小企業では会社オーナー兼経営者ということがほとんどです。また、取締役に就任するに
際し、会社の株を買うように言われることも少なくありません。
そのような状況があるために、取締役になるためには出資をすることが取締役になるため
の条件のような誤解が生じているのでしょうね。
「金は出すけど経営にはタッチしない株主」、「金も出すけど、経営にも口を出す株主」・「金
は出さないけど、経営はがんばる者」 いずれ人たちも、会社を支える大切な人たちです。